鶴見教育工学研究所

DX検定プロフェッショナルレベルを取得しました

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先日、DX検定なる資格試験を受験しました。

2年ほど前に「やってる感」のための資格ですね、とか言っていたことを忘れていました。とはいえ、今回も「研修や授業で資格の一種として取り上げる価値があるだろうか」という見極めが主な目的だったのですが。

試験の概要

細かいことは公式サイトにありますが、大まかには、「60分120問 (1問30秒!) で時事クイズを解きまくる」という試験です。例えば、以下のような形式の問題が出ます。(覚えていないのであやふやですが)

問: (1) 社が2023年11月に発表した、□□システムは、(2) の技術によって○○作業の待ち時間を○%削減できる。

  1. (1) △△ (2) ☆☆
  2. (1) ◎◎ (2) ■■
  3. (1) △△ (2) ■■
  4. (1) ◎◎ (2) ☆☆

技術や制度についての問いよりも、事例やサービス名を問うものが多かったような記憶があります。こんなのが、120問も続きます。

試験の回答テクニック

はじめに、「受験規則には調べて回答するなとは書いていない」ことをアピールしておきたいと思います🤪

実際に、自宅のPCでカメラによる監視等もなく、ただ回答ページが60分で閉じられるだけの試験運用でした。そして、資格について解説するいくつかの記事でも、「調べながら」と書いてあるので、禁止されてはいないのでしょう (恐れ知らずなだけの可能性も)。

ですから、問題が表示されたら、そこにあるキーワード (と自分が思うもの) をピックアップして、検索結果から信頼できる (出題者がソースにしそうな) メディアの記事を見つけ、その内容と選択肢を照らし合わせて回答する、という戦略は極めて効果的です。…というか、私はまったくの「ノー勉」で、どういう出題形式かも知らずに受験したのですが、それで最上位クラス (後述) だったので、「ググれば回答できる」試験だと思います。

ただし、前述のように60分で120問ですので、1問1問キーワードを考えて検索していては半分も回答できないでしょう。そのため、(自分で「次へ」をクリックして) 問題が表示されたらすぐに、「記事の見出しやリード文になりそうなキーワード」を見つけるスキルは必要です。例えば、上で挙げた問題の例だと、「2023年、□□、☆☆または■■」がキーワードになるでしょう。さらに、「日経」とか「朝日」などを付与すると、だいたい上位3つ目くらいまでに「出題者がネタ元にしたんだな」とわかる、言い回しが問題と酷似した🤪記事が出てきますので、見出しやリード文を確認して回答します。

実際には、上述のようにノー勉で試験の形式も知らずに受験し、回答ページを開いて最初の何問かは「何じゃこりゃ、わかるか!」と思いながら時間をかけて検索していたので、その分のロスで全問回答はできませんでしたが、やり方を掴んでからはスムーズ (自分が何をやっているのかもよくわからなくなるくらい🤪) で、ググっては選択肢を選び、ということの繰り返しで8割くらいは回答できたと思います。

このような意味では、DX検定は「検索力検定」であると言うことができるかもしれません。なお、調べて回答した内容はすでに全て忘れました。

試験の結果

1ヶ月後に受験サイトで結果が発表されます。1000点満点での点数やスコアシートが表示され、600点以上からは認定証のダウンロードが可能です。私は809点で、プロフェッショナルレベル (もう覚えていないけど🤪) でした。

また、さらに2週間ほどして、オープンバッジも付与されます。

現在取得しているオープンバッジ

現在取得しているオープンバッジ

感想

そもそも2年前に「やってる感」のための試験だなと思い (そして忘れ🤪)、今回も「ひとに薦める価値があるか」を確認するための受験だったので、自分にとって得るものは何もありません。「DX検定プロフェッショナルレベル」をいつどこで名乗ればいいんだ、という点も含め。

ただ、Xで検索すると「会社で強制的に受験させられた」とか「上司に言われた」という方も結構いるようでしたので、やはりDXを打ち出している (でも実践ではなく形作りに留まっている) ような大企業では、このような資格のニーズがあるようです。上記のように、「ググり方」を身に付ければ何も考えなくてもスコアが上がると思いますし、一方で外から問題だけ見ると「こんなにたくさん知っててすごい」となりそうなので、「やってる感」を出したいビジネスパーソンの方にはお薦めできる資格なのかなと思います。

…6000円を会社が出してくれるのであれば。