鶴見教育工学研究所

HDDからM.2 SSDに交換

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タイトルの通りなのですが、自宅のデスクトップPCのストレージを、HDDからM.2 SSDに交換しました。

PCは、マウスコンピューターのDAIV A51で、もともと購入時にCドライブはM.2 SSDにして、DドライブとしてHDDを選択していました。

ディスクエラー

ところが、購入してまだ2年程度なのですが、最近頻繁にHDDエラーが発生し、起動する際にやたらと fsck が走ったり、特に画像や音楽などのファイルが壊れて、ダブルクリックしても開けなくなっていました。他にも、gitの管理データが壊れて、直前までコミットできていたものが急にエラーになったり、完全に壊れてしまうのも時間の問題だな、という状況でした。

幸い、というかなんというか、Cドライブ (M.2 SSD) をシステム領域に、Dドライブ (壊れそうなHDD) をユーザーデータ領域にしていたので、OS自体はそのまま、Dドライブを交換すれば大がかりな移行作業などもなさそうでした。

SSDの選定

ところで、このDAIV A5は、コマンドで調べてみると、ASRock X570 Phantom Gaming 4というマザーボードを採用していました。

このマザーボードは、マニュアルを見るとM.2 SSDのソケットが2つ搭載されています。2そこで、いっそのこともう1個M.2 SSDにしようと考えました。ソケットがGen 4×4対応なので、それに合ったSSDを探していると、“KLEVV CRAS C920 M.2” という製品がありました。

なぜか (スペックを見る限り) 同一の商品に違う型番が付いていて、値段もだいぶ違いますが、たまたま現在 (2022-11-20) の価格よりも安く購入できました。カタログスペックだけ見ると、読み込み7000MB/s、書き込み6850MB/sとあり、同価格帯の製品と比べると高性能です。

取り付け作業

1日半くらいで届いたので、さっそく取り付けました。商品のパッケージは以下のようでした。

M.2 SSDははじめてなんですが、こんなので2TBあるんですね。これを、取り付けます。PCのカバーを開けるとこんな感じです。たまたま、前日に中のホコリを掃除していたので、見れるものになっています。🤪

空いているM.2 SSDのソケットは、中央のフレームの下にあります。

ここにフレームをかいくぐってM.2 SSDをハメ込み、六角ネジで固定します。固定する前は、かなり斜めに跳ね上がって、「これを押さえつけて大丈夫なの?」と思いますが、メーカーのWebサイトを見ても、そういうものみたいです。このマザーボードに関しては、ドライバーで回すタイプではなく、本来はレンチで回すものなのですが、サイズが合うものがなかったので、ラジオペンチで締めました。

接続したら、カバーを閉じて、繋がっていたケーブル類を接続し、電源を投入します。

データの移行

特に起動トラブルもなく立ち上がり、接続したばかりのM.2 SSDは未フォーマットなので、Windowsの「ディスクの管理」でフォーマットします。

これまで、HDDはDドライブとしていました (というか、購入時にそうなっていました) が、今回はなんとなくXドライブにマウントし、まだギリギリ生きているHDDからデータをコピーします。

上述のように、データドライブとして使っていたので、単純にドライブの中を丸ごとコピーして、完了後に「デスクトップ」や「ドキュメント」「ピクチャ」などの特殊フォルダーの参照先をXドライブに変えるだけで、移行が完了しました。


特に、体感速度が変わったわけではない (元々OSはM.2 SSDに入っていて、CPUもメモリもオーバースペック気味なので) ですが、とにかく壊れる前にストレージの移行ができてよかったです。

実際には、すでにいろんなフォルダーの中のどこかのファイルが壊れているのでしょうが、それに出会った際には、以前クラウドにバックアップしておいたデータからちまちま復旧させることになるでしょう。


  1. 現行の最新版とはスペックが異なりますが。 ↩︎

  2. 正確にはもうひとつ、Bluetoothや無線LAN用チップを接続するソケットもありますが、SSDを接続できるスペースはありません。 ↩︎